コンスタンティノープル総主教フォティオス(820年頃-891年頃)による古典作品の要約・紹介です。底本はTertullian Projectにある英語訳です。クテシアス『ペルシア史、インド史』の翻訳ではL'antiquite grecque et latine Du moyen ageのフランス語訳を適宜参照しました。★がついているものは未完成のものです。 |
写本番号 | 題名 | 原本の邦訳 |
1 | 司祭テオドロス『ディオニュシオス・アレオパギテスの著作の真生性について』 | |
2 | 修道士アドリアノス『聖書入門』 | |
3 | ノンノスス『歴史』 | |
4 | モプスエスティアのテオドロス『バシレイオスを擁護し、エウノミオスを駁す』 | |
5 | ソフロニオス『バシレイオスを擁護し、エウノミオスを駁す』 | |
6 | ニュサのグレゴリウス『バシレイオスを擁護し、エウノミオスを駁す』 | |
7 | ニュサのグレゴリウス『バシレイオスを擁護し、エウノミオスを駁す』 | |
8 | オリゲネス『原理について』 | |
9 | エウセビウス『福音の予備論』 | |
10 | エウセビウス『福音の証明』 | |
11 | エウセビウス『教会の心構え』 | |
12 | エウセビウス『教会権限の証明』 | |
13 | エウセビウス『論駁と弁明』 | |
14 | アポリナリウス『異端者論駁』『敬虔について』『真理について』 | |
15 | キュジコスのゲラシウス『ニカイアの第一回公会議の事績』 | |
16 | 『エフェソスの第三回公会議の事績』 | |
17 | 『カルケドンの第四回公会議の事績』 | |
18 | 『コンスタンティノープルの第五回公会議の事績』 | |
19 | 『コンスタンティノープルの第六回公会議の事績』 | |
20 | 『ニカイアの第七回公会議の事績』 | |
21 | ヨハネス・フィロポノス『復活について』 | |
22 | 修道僧テオドシウス『ヨハネス・フィロポノス論駁』 | |
23 | コノン等『ヨハネス・フィロポノス批判』 | |
24 | 三位異体論者と躊躇者の間の論争の事績 | |
25 | ヨハネス・クリュソストモス『死と説教についての注釈』 | |
26 | キュレネのシュネシオス『摂理について』『王国について』 | |
27 | エウセビウス『教会史』 | 秦剛平訳、『エウセビオス「教会史」』(上)、講談社、2010年 秦剛平訳、『エウセビオス「教会史」』(下)、講談社、2010年 |
28 | ソクラテス『教会史』 | |
29 | エウアグリオス『教会史』 | |
30 | ソゾメノス『教会史』 | |
31 | テオドレトス『教会史』 | |
32 | アタナシウス『書簡』 | |
33 | ティベリアスのユストゥス『ユダヤ諸王の年代記』 | 邦訳なし |
34 | ユリウス・アフリカヌス『歴史』 | 断片としてのみ現存、邦訳なし |
35 | シデのフィリップス『キリスト教史』 | |
36 | コスマス・インディコプレウステス『キリスト教地誌』 | |
37 | 不祥『政府について』 | |
38 | モプスエスティアのテオドロス『創世記注解』 | |
39 | エウセビウス『ヒエロクレス論駁』 | |
40 | フィロストルギオス『教会史』 | |
41 | アイガイのヨハネス『教会史』 | |
42 | キリキア人バシレイオス『教会史』 | |
43 | ヨハネス・フィロポノス『ヘクサメロン』 | |
44 | フィロストラトス『テュアナのアポロニオス伝』 | 秦剛平訳、『テュアナのアポロニオス伝』(1)、京都大学学術出版会、2010年(未完結) |
45 | アンドロニキアヌス『非類似論者論駁』 | |
46 | 「テオドレトス」『異端論駁』 | |
47 | フラウィウス・ヨセフス『ユダヤ戦記』 | 秦剛平訳、『ユダヤ戦記』(1)〜(3)、筑摩書房、2002年 |
48 | フラウィウス・ヨセフス『世界について』 | |
49 | アレクサンドリアのキュリロス『ネストリウス論駁』 | |
50 | 修道僧ニキアス『フィロポノスの七章に対する論駁』 | |
51 | ヘシュキオス『真鍮の蛇』 | |
52 | 383年のシデの教会会議の事績、メッサリア派論駁 | |
53 | ペラギウス派に対する411年あるいは412年のカルタゴの宗教会議の事績 | |
54 | 西方の司教たちによるネストリウス説に対する議事録の複製 | なし |
55 | ヨハネス・フィロポノス『第五回公会議論駁』 | なし |
56 | キュロスのテオドレトス『諸異端論駁』 | なし |
57 | アッピアノス『ローマ史』 | 拙訳 |
58 | アリアノス『パルティア史』 | 散逸 |
59 | 403年のオークの教会会議の事績 | なし |
60 | ヘロドトス『歴史』 | 松平千秋訳、『歴史』(上)(中)(下)、岩波書店、1972年 |
61 | アイスキネス『ティマルコス弾劾、使節職務不履行について、クテシフォン弾劾』 | 木曽明子訳、『弁論集』、京都大学学術出版会、2012年 |
62 | アテナイのプラクサゴラス『コンスタンティヌス大帝の歴史』 | なし |
63 | プロコピウス『歴史』 | なし |
64 | ビュザンティオンのテオファネス『歴史』 | 散逸 |
65 | テオヒュラクトス・シモカッタ『歴史』 | なし |
66 | ニケフォロス『歴史提要』 | なし |
67 | 証聖者セルギウス『歴史』 | 散逸 |
68 | ケファリオン『歴史提要』 | 散逸 |
69 | ヘシュキオス・イルストリオス『歴史』 | なし |
70 | ディオドロス・シクルス『歴史叢書』 | 拙訳 |
71 | カシウス・ディオ『歴史』 | なし |
72 | クテシアス『ペルシア史、インド史』 | 散逸 |
73 | ヘリオドロス『エティオピア物語』 | 下田立行訳、『エティオピア物語』、国文社、2003年 |
74 | テミスティオス『政治弁論』とレスボナクス『演説』 | なし |
75 | ヨハネス・フィロポノス『ヨハネス・スコラスティコスに対する三位一体説について』 | なし |
76 | ヨセフス『ユダヤ古代誌』 | 秦剛平訳、『ユダヤ古代誌』(1)〜(6)、筑摩書房、1999-2000年 |
77 | エウナピオス『年代記』 | なし |
78 | マルコス『ビザンツ史』 | 散逸 |
79 | カンディドゥス『歴史』 | 散逸 |
80 | オリュンピオドロス『歴史』 | 散逸 |
81 | モプスエスティアのテオドロス『ペルシアの魔術とキリスト教の違いについて』 | なし |
82 | デクシッポス『歴史提要』 | 散逸 |
83 | ハリカルナッソスのディオニュシオス『歴史』 | なし |
84 | ハリカルナッソスのディオニュシオス『歴史提要』 | なし |
85 | ヘラクリアヌス『マニ教徒論駁』 | なし |
86 | ヨハネス・クリュソストモス『書簡』 | なし |
87 | アキレウス・タティオス『クレイトフォンとレウキッペの冒険』 | 中谷彩一郎訳、『レウキッペとクレイトポン』、京都大学学術出版会、2008年 |
88 | キュジコスのゲラシウス『ニカイア宗教会議の議事録』 | なし |
89 | カエサレアのゲラシウス『パンヒュリアのエウセビオスの歴史書の続き』 | なし |
90 | リバニオス、様々なもの | |
91 | アリアノス『アレクサンドロスの治世の歴史』 | 大牟田章訳、『フラウィオス・アッリアノス アレクサンドロス東征記およびインド誌』、東海大学出版会、1996年(解説と訳を縮約したものは『アレクサンドロス大王東征記 付・インド誌』(上)(下)、岩波書店、2001年) |
92 | アリアノス『続き』 | 散逸 |
93 | アリアノス『ビテュニア史』 | 散逸 |
94 | イアンブリコス『ドラマティコン』 | 散逸 |
95 | ヨハネス・スキュトポリタ『分離派論駁』 | |
96 | アレクサンドリアのゲオルギオス『聖クリュソストモス伝』 | |
97 | トラレスのフレゴン『年代記集成とオリュンピア祭優勝者一覧』 | |
98 | ゾシモス『新しい歴史』 | なし |
99 | ヘロディアヌス『歴史』 | なし |
100 | ハドリアヌス帝『演説』 | |
101 | ウィクトリヌス『ゼノン帝賛美』 | |
102 | カエサレアのゲラシウス『非類似論者論駁』 | |
103 | フィロン・ユダイオス『聖なる法の寓話』と『市民生活について』 | |
104 | フィロン・ユダイオス『本質とテラペウタイについて』 | |
105 | フィロン・ユダイオス『ガイウス批判とフラックス批判』 | 秦剛平訳、『フラックスへの反論 ガイウスへの使節』、京都大学学術出版会、2000年 |
106 | アレクサンドリアのテオグノストス『要綱』 | |
107 | キリキアのバシレイオス『ヨハネス・スキュトポリタ論駁』 | |
108 | アレクサンドリアのテオドロス『テミスティオス論駁』 | |
109 | アレクサンドリアのクレメンス『要綱』 | |
110 | アレクサンドリアのクレメンス『教師』 | |
111 | アレクサンドリアのクレメンス『論集』 | |
112-3 | ローマのクレメンス『使徒の文書と認識』 | |
114 | カリヌスのルキウス『使徒の巡行:ペテロの事績、ヨハネの事績、アンデレの事績、トマスの事績、パウロの事績』 | |
115 | 著者不詳『一四主義者――メトロドロス論駁』、『復活祭の日について』 | |
116 | 著者不詳『聖復活祭の八巻の三部作』 | |
117 | 著者不詳『オリゲネス弁護』 | |
118 | パンフィロスとエウセビウス『オリゲネス弁護』 | |
119 | ピエリウス『訓戒』 | |
120 | エイレナイオス『異端論駁』 | 小林稔訳、『キリスト教教父著作集 3/I エイレナイオス3 異端反駁III』、教文館、2003年 小林稔訳、『キリスト教教父著作集 3/II エイレナイオス4 異端反駁IV』、教文館、2000年(未完結) |
121 | ヒッポリュトス『異端論駁』 | |
122 | エピファニウス『薬箱』 | |
123 | エピファニウス『アンキュロトゥス』 | |
124 | エピファニウス『重さと測量について』 | |
125 | 殉教者ユスティヌス『弁明』 | |
126 | ローマのクレメンス『コリントス人への手紙』、ポリュカルポス『フィリッピ人への手紙』 | |
127 | エウセビウス『コンスタンティヌスの生涯』 | 秦剛平訳、『コンスタンティヌスの生涯』、京都大学学術出版会、2004年 |
128 | ルキアノス『対話篇』 | |
129 | パトライのルキウス『変身』 | |
130 | ダマスキオス | |
131 | アミュンティアノス『アレクサンドロスについて』 | |
132-5 | パラディウス『演説』 | |
136 | アレクサンドリアのキュリロス『宝庫』 | |
137 | キュジコスのエウノミオス『弁明』 | |
138 | エウノミオス『バシレイオス論駁と書簡』 | |
139 | アタナシウス『聖職者と雅歌についての評注』 | |
140 | アタナシウス『アリウスとその学説の論駁』 | |
141 | バシレイオス『六日間の作業』 | |
142 | バシレイオス『道徳論』 | |
143 | バシレイオス『書簡』 | |
144 | バシレイオス『禁欲主義』 | |
145 | ヘラディウス『辞典』 | |
146 | 著者不詳『平易な文体の語彙集』 | |
147 | 著者不詳『本格的な文体の語彙集』 | |
148 | 著者不詳『政治的な文体の語彙集』 | |
169 | アレクサンドリアのキュリロス『ネストリウス論駁』 | |
170 | アノン『キリスト教を予言する文書の要約』 | |
171 | コンスタンティノープルのエウストラティオス『死後の魂の状態について』 | |
172-4 | ヨハネス・クリュソストモス『創世記に関する訓戒』等 | |
175 | パンフィラ『雑多な歴史的注解』 | |
176 | テオポンポス『フィリッポス史』 | 散逸 |
177 | モプスエスティアのテオドロス『原罪の擁護者への論駁』 | |
178 | ディオスコリデス『医術の手引書』 | |
179 | アガピウス『マニ教の小論』 | |
180 | リュディア人ヨハネス『驚異について』等 | |
181 | ダマスコスのダマスキオス『哲学者イシドロス伝』 | 散逸 |
182 | アレクサンドレイアのエウロギオス『ナウァトゥス論駁』 | |
183 | エウドキオス『八書のあらまし』 | |
184 | エウドキオス『ゼカリヤ書のあらまし』等 | |
185 | アイガイのディオニュシオス『ディクテュアクス』(?) | |
186 | コノン等『話集』 | |
187 | ゲラサのニコマコス『算術的神学』 | |
188 | ミンドスのアレクサンドロス『驚異話集』、プロタゴラス『世界地理』 | |
189 | ソティオン等『奇談集』 | |
190 | プトレマイオス・ヘファイスティオン(=プトレマイオス・ケンノス)『新しい歴史』 | |
191 | カイサレイアのバシレイオス『苦行者たち』 | |
192A | 証聖者マクシムス『タラシオスへの質問』 | |
192B | 証聖者マクシムス『書簡集』 | |
193 | 証聖者マクシムス『様々なもの』 | |
194 | 証聖者マクシムス『様々な書簡と神学的世紀』 | |
195 | 証聖者マクシムス『ピュロス・マクシムス間の書簡と対話』 | |
196 | ニシビスのエフレム『道徳論』の様々なもの | |
197 | カシアヌス『三作品』 | |
198 | 著者不詳『霊的祈祷の要約』 | |
199 | ヨハネス・モスコス『霊的祈祷』 | |
200 | 修道士マルクス、様々な著作 | |
201 | フォティキアのディアドコス、様々な著作 | |
202 | ローマのヒッポリュトス『ダニエル記とキリストについての注解』 | |
203 | キュロスのテオドレトス『ダニエル記についての注解』 | |
204 | キュロスのテオドレトス『旧約八書についての問い』 | |
205 | キュロスのテオドレトス『十二小預言書についての注解』 | |
206 | ガザのプロコピウス『様々な注釈』 | |
207 | ガザのプロコピウス『イザヤ書注解』 | |
208 | アレクサンドレイアのエウロギオス『ノウァティアヌス派論駁』 | |
209 | プルサのディオン『論集』 | |
210 | ナジアンゾスのカエサリウス『問いと応答』 | |
219 | オレイバシオス『エウフォリステス』 | |
220 | アレクサンドリアのテオン『人間』 | |
221 | アミダのアエティウス『薬についての著作』 | |
222 | 修道士ヨブ『肉体化について』 | |
223 | タルソスのディオドロス『運命論駁』 | |
224 | ヘラクレイアのメムノン『ヘラクレイア史』 | 散逸 |
225 | アレクサンドリアのエウロギオス『セウェルス及びテオドシウス論駁』 | |
226 | アレクサンドリアのエウロギオス『テオドシウス及びセウェルス論駁』 | |
227 | アレクサンドリアのエウロギオス『テオドシウス派及びガイアノス派論駁』 | |
228 | アンティオキアのエフレム『手紙と説教』 | |
229 | アンティオキアのエフレム『四つの著作』 | |
アマゾンアソシエイト ・codex. 61 アイスキネス『弁論集』 弁論集 (西洋古典叢書) ・codex. 73 ヘリオドロス『エティオピア物語』 エティオピア物語 (叢書アレクサンドリア図書館) ・codex. 87 『レウキッペとクレイトポン』 レウキッペとクレイトポン (西洋古典叢書) ・codex. 91 アリアノス『アレクサンドロスの治世の歴史』 アレクサンドロス大王東征記〈上〉―付インド誌 (岩波文庫) アレクサンドロス大王東征記〈下〉―付・インド誌 (岩波文庫) ・codex. 105 フィロン・ユダイオス『ガイウス批判とフラックス批判』 フラックスへの反論・ガイウスへの使節 (西洋古典叢書) |