このサイトについて


1. どんなサイトか
このサイトはこの私、今居清綱が自分の読みたい史料がなかなか翻訳されないのに痺れをきらして最初は自分用のメモとして、後になって自分が読みたい歴史書の日本における市場を少しでも拡大させるため、興味のある史料を翻訳しているサイトです。
そもそも、漫画や小説などで歴史の特定の時代や人物に興味を持った人(私自身を含め)は、、専門家が書いた研究書より先に、往々にしてその時代や人物に「触れる」ために原典である歴史書を読んでみたいと感じるものであると思われます。しかし興味を持ってさあ読もうと思ってもその歴史書の翻訳がなければそこで立ち止まり、立ち止まるうちに興味が薄れてしまうものです。語学に堪能で外国語の本を読むのに抵抗がない人を除けば、いきなりギリシア語やラテン語、そこまでいかずとも英語で本を読むのはなかなかハードルが高いものです。
これは歴史好きにとっては損失です。新しい歴史好きが増えなければ出版される本も少なく、値段も高いままです。そこでこのサイトでは興味を持ちたての人がまだ翻訳されていない歴史所を日本語で読み、もっと歴史に興味を持ってもっと深く知るためのハードルを下げたいとの願いから細々と続けています。

2. 訳文について
 扱う史料はラテン語や古代ギリシア語のものが多いでしょうが、私にはとてもラテン語や古代ギリシア語から訳す根性も語学力もないので、基本的に英語訳からの重訳です。なお、史料は中途半端なところから始まっていると思いますが、これは私が関心を持ったところから訳しているためであって最終的には全部訳してつなげるつもりです。必ずしも正確な訳ではないでしょうが、大意は伝わるはずなので、きちんとした訳をどこかの出版社が出してくれるまでの中継ぎとしての役は十分果たせるものと思っております。誤字脱字、誤訳、その他の間違いの指摘は大歓迎です。
固有名はギリシア人の人名や地名はギリシア語という感じで基本的に現地語読みで表記し、長音は省略しました。しかし、必ずしも原則に忠実というわけにはいかず、「アジア」や「コンスタンティノープル」など一般的に用いられている表記の方が望ましいと判断した語句は必ずしも現地語読みを採らず、長音もそのままにしています。あと、代名詞は分かりやすさを考慮して(例えば「彼が彼を……」というように主語と目的語がいずれも代名詞の場合)適宜固有名に書き換えています。
訳文中の( )内の内容は原文のもので、〔 〕内の内容は訳者つまり私の補記です。訳文中の太字の小見出しは原文にはありませんが、読みやすさのために私が挿入したものです。テクストの訳注や手持ちの資料を参照しつつ、テクストの理解に最低限必要と思われる点や年代を独自に注として付しましたが、ググれば分かる程度のことは書き落としています。なお、それぞれの英訳者による訳注そのものは訳すのが面倒なので私の主観で重要と思われるもの以外はカットしています。底本はその都度挙げているので、詳細が気になる方はそちらを当たってください。

3. お決まりの注意書き
引用(常識的な範囲で)やリンクなどは基本的にフリーなので、こちらに知らせる必要はありません(知らせてくださればそれはそれで嬉しいのでそのサイトに遊びに行きますが)。相互リンク(この懐かしい響きときたら……)を求められれば大抵の場合は応じると思います。もし文章を商用に使う場合はご一報いただけると幸いです。

4. リクエストについて
リクエストを受け付けていますので、もし読みたい史料があればメールをしていただければ応じます。ネットでオープンソースのテクストを拾えない場合、私が読めない言語の場合は応じることができない場合もあります。すでに翻訳があるものや翻訳される予定のものは受け付けていませんのでご了承ください。

5. 共同訳者の募集
目下というか常時、訳したい史料は次から次へと出てきて気持ちが急くのとは裏腹に作業が追い付いていない状況にあり、共同訳者を募集しております。持ち込み企画も大歓迎。興味のある方は連絡はメールあるいはツイッターまで。

6. アフィリエイトについて
 このサイトでは本代稼ぎのためにAmazonのアフィリエイトを貼っております。当該図書を本文中で言及する際にという画像をその言及箇所に付けてページ末尾に飛ぶリンクとし、ページの末尾にまとめてアフィリエイトのリンクを置いています。そして、アフィリエイトのリンクをクリックしたい方はそこにあるリンクをクリックする、という方式を用いております。
なぜこのような回りくどいことをするのかといいますと、ホームページやブログで普通のリンクだと思ってクリックしたらアフィリエイトのリンクだった、という経験は多くの方がしていると思いますが、これは直接被害を被ったわけではないにせよ、騙されたような感じがして何だかちょっと嫌な気分になるものです。また、目のつきやすいところにごちゃごちゃとアフィリエイトのリンクが張ってあるというのもサイトの見かけとしては鬱陶しくてあまり感じの良いものではありません。感じとしては会う度に知り合いからマルチまがいの商品を勧められるみたいな感じです。したがって「己の欲せざるところ人に施すことなかれ」ではありませんが、このようにアフィリエイトのリンクをそれと分かるようにした形でアフィリエイトを行っているわけです。ただし、試行錯誤中なのでより良い方式を思い付けば変更する場合もあります。

6. サイト制作者について
HN今居清綱(いまいきよつな)
連絡先philodoxos★zoho.com(メールの際には★を半角@にしてください)

トップへ戻る