ゾシモス(著)
重訳版『新ローマ史』第1巻
――帝国の危機――


サイズ:A5/34頁
配布価格:700円
配布手段:BOOTHにて配布
5,6世紀の東ローマ帝国の歴史家ゾシモスがアウグストゥス治世から410年までのローマ帝国の歴史をギリシア語で著述した『新ローマ史』の英訳からの重訳の第1巻です。
この第1巻ではアウグストゥス(在位:紀元前27年-14年)からプロブス(在位:276年-282年)の治世までのローマ帝国の歴史が著述されています。アウグストゥスから五賢帝時代までは駆け足ですが、それ以降のいわゆる「3世紀の危機」や「軍人皇帝時代」と呼ばれる、猫の目のように目まぐるしく皇帝が入れ替わり、異民族の絶えざる侵入と東方の強国ペルシアとの戦争に翻弄されたローマ帝国の未曾有の混乱期を重点的に著述しています。本書は史料が乏しい3世紀のローマ帝国を知る上での貴重な史料です。
ローマ史に限らず凡そ歴史好きの方であれば楽しく読める本になっているのではないかと思います。
なお、本書には索引がついておりませんが、その代わりに検索や携帯に便利な本文のpdfファイルをおまけとしてお付けしています。
サンプルはこちら(pdfファイル)(デキウスの治世あたり)。

戻る